人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日記の体験談を通じて、自分の思い、考えを主張していきたい。そんな意味をこめて、日記とコラムを融合させました
by sho_mizutani
カテゴリ
しょうの日記&コラム
ブンタの音楽活動日記
しょうの小説
以前の記事
2006年 08月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


電車の中で

さあいよいよにっこらむ第一弾です!
この前、ブンタ君の家に向かう電車に乗るときの話。今回彼の家に行くのは3回目だったので、この時間帯、この電車は混む、ということを前回の教訓から知っていた僕は、すばやく電車に乗り込み、運良く席に座ることができた。重い荷物を置いて、よっこらしょ、と席に座ったの良いが、ん?なんか臭い・・・隣を見ると、50代くらいの年配の男性が座っていた。はは~ん、なるほど。アイシー。これが年からくる、最近うわさの加齢臭というやつか。最初はあまり気に留めなかったのだが、耐え切れないにおいになってきた。うわ、くさ!いや、この男性に失礼なのだが、本当に臭い!あまりに臭すぎる。これは本当に体臭なのか?こんな体臭の人、かわいそうだろう。僕は思い切ってこのにおいが本当に体臭なのか、探ってみることにした。クンクン、とにおいをかいだのだが、あまりの臭さに顔をそむけてしまった。年配の男性からしたら、急に隣に座っていた少年が顔を近づけて、急にそむけるのだから、いい迷惑だっただろう。しかし!ドラマはここで急展開を迎える。そむけた僕の顔の目の前にはなんと、若いサラリーマンのお尻があった。これか!!こいつか!!どうりで少し卵臭いと思った!卵臭い体臭があるはずがない。真犯人を見つけた僕のなかのコナン・ドイルはきっと大喜びしているだろう。だが僕自身の方はこみ上げてくる怒りをおさめるのに必死だった。この人にも悪気はないのだろう。しかしモラルはどうなる?
バレなきゃ別にいいだろう。周りで見てる人達にわからなければ問題ない。
このような自分本位の考え方が、彼等の知らないところでさまざまな被害者を生んでいる。今回の場合、僕はガスの被害者となった。あの時、僕がきちんとあのサラリーマンを叱っておけば、あの人のためにもなったかもしれない。でも僕はそんなことはしない。周りにいる大勢の人達の目の前で恥ずかしめさせたって、かえってサラリーマンのストレスがつのるだけかもしれない。
現代人が欲しているのは、優しさだ。叱ることもやさしさだが、ストレスを溜めさせるような叱り方はいけない。どんな人にだって、優しさが教訓となるはずだ。
電車から下りるとき、僕は彼の便意が良くなって、二度とこのようなことがおきませんように、と願いを込めて、もっていたスーツケースの角で彼のケツにカンチョーをした。

とりあえず年配の男性に謝らないと
by sho_mizutani | 2006-03-31 17:49 | しょうの日記&コラム
<< 小説:第二話 DDH京都支社とS女 小説:第一話 さらばDDH株式会社 >>