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小説 第5話 絆
某有名学習塾。その名も、アラバマ塾。少し蒸し暑くなってきた街を何分か歩き、やっとたどり着いた塾は、新しく建てられたような雰囲気のキレイな建物に、まるで学校ではないかと思ってしまうくらい広い敷地があった。それにしても、何故にアメリカの州の名前なのか?それも今回の調査で探りたいところだ。
翔「ほ~。良い感じのところじゃないか。小さなキャンパスライフ♪って感じだね。」 タカ「これで塾生たちが制服きてたら最高なんですけどね~」 翔「制服も良いけどな、この暑い季節、薄着の方がいいだろ♪」 タカ「支社長、エロいっすね~(笑)。上からのぞくとブラジャーとか見えますもんね」 翔「おまえもなかなかエロいな~(笑)」 どこかで聞いたことのある会話だ。 葵「そんなことより、はやく中に入りましょう」 翔「そんなことより、こんなに蒸し暑いのに、君はなんで薄着じゃないんだ!?」 タカ「そうだそうだ!僕達のことももっと考えてくれ!」 葵「セクハラで訴えますよ?」 タカ「ごめん・・・」 翔「でもこの気温の中その格好はおかしいよ・・・」 葵ちゃんは茶色のジャージを着ていた。かわいいんだから、もっと服装に気を使えばいいのに。 そんな僕の発言に少し機嫌を損ねたのか、彼女は半ば僕を無視する形でさっそうと塾内へ潜入した。 翔「ちょ、ちょまてよ!」 葵「なによ?」 翔「勝手に一人で塾へ潜入したって、なんにもできないだろう?なんのために3人のチームを組んでいると思ってるんだ?なんのために俺達がいると思っているんだ?・・・もっと、俺達を信じてくれてもいいんじゃないのか?」 葵「支社長・・・・」 タカ「そうだよ葵ちゃん!僕達、まだ葵ちゃんから説明を受けてないから何をすればいいかわからないんだから!!」 ・ ・ ・ この芝居じみた会話は、なんなんだろう???しかも一人ジャッカン空気を読んでいない人物がいるし。そしてもう早速僕に対してタメ口で反抗的な態度をとっている葵ちゃん。 葵「はやく聞き込み調査をしましょ」 そして僕達が最初に聞き込みを行うターゲットに選んだのは、加藤あいに似ている美女だった。 またか。また美女なのか。
by sho_mizutani
| 2006-05-07 02:06
| しょうの小説
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