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1 電車の中で
さあいよいよにっこらむ第一弾です!
この前、ブンタ君の家に向かう電車に乗るときの話。今回彼の家に行くのは3回目だったので、この時間帯、この電車は混む、ということを前回の教訓から知っていた僕は、すばやく電車に乗り込み、運良く席に座ることができた。重い荷物を置いて、よっこらしょ、と席に座ったの良いが、ん?なんか臭い・・・隣を見ると、50代くらいの年配の男性が座っていた。はは~ん、なるほど。アイシー。これが年からくる、最近うわさの加齢臭というやつか。最初はあまり気に留めなかったのだが、耐え切れないにおいになってきた。うわ、くさ!いや、この男性に失礼なのだが、本当に臭い!あまりに臭すぎる。これは本当に体臭なのか?こんな体臭の人、かわいそうだろう。僕は思い切ってこのにおいが本当に体臭なのか、探ってみることにした。クンクン、とにおいをかいだのだが、あまりの臭さに顔をそむけてしまった。年配の男性からしたら、急に隣に座っていた少年が顔を近づけて、急にそむけるのだから、いい迷惑だっただろう。しかし!ドラマはここで急展開を迎える。そむけた僕の顔の目の前にはなんと、若いサラリーマンのお尻があった。これか!!こいつか!!どうりで少し卵臭いと思った!卵臭い体臭があるはずがない。真犯人を見つけた僕のなかのコナン・ドイルはきっと大喜びしているだろう。だが僕自身の方はこみ上げてくる怒りをおさめるのに必死だった。この人にも悪気はないのだろう。しかしモラルはどうなる? バレなきゃ別にいいだろう。周りで見てる人達にわからなければ問題ない。 このような自分本位の考え方が、彼等の知らないところでさまざまな被害者を生んでいる。今回の場合、僕はガスの被害者となった。あの時、僕がきちんとあのサラリーマンを叱っておけば、あの人のためにもなったかもしれない。でも僕はそんなことはしない。周りにいる大勢の人達の目の前で恥ずかしめさせたって、かえってサラリーマンのストレスがつのるだけかもしれない。 現代人が欲しているのは、優しさだ。叱ることもやさしさだが、ストレスを溜めさせるような叱り方はいけない。どんな人にだって、優しさが教訓となるはずだ。 電車から下りるとき、僕は彼の便意が良くなって、二度とこのようなことがおきませんように、と願いを込めて、もっていたスーツケースの角で彼のケツにカンチョーをした。 とりあえず年配の男性に謝らないと ▲
by sho_mizutani
| 2006-03-31 17:49
| しょうの日記&コラム
小説:第一話 さらばDDH株式会社
陽気で穏やかな気候が続き、桜の開花宣言も数日前に行われた春真っ只中の夕暮れ時、僕は会社自室のデスクの前で、数分前に秘書が運んできた書類に目を通していた。ブラインド越しの窓の外からは黄昏色の夕日が差し込む。本当に平和だ。こういう時にやる仕事は心からリラックスして臨める。
コンコン、とドアをノックする音が聞こえた。誰だろう?秘書の森脇君ならさっき来たばっかりだし・・・とりあえず、どうぞ、と声をかけた。 「失礼」 威圧感たっぷりで入ってきたのは、なんと社長だった。部屋の空気が一瞬にして緊張につつまれる。僕は急いで深くもたれかかっていた自慢の皮製のイスか飛び上がり、萎縮して言った。 翔「しゃ、社長!用があったのでしたらそちらに伺いましたのに」 社長「いやなに、少し歩きたかったしな。どうだ翔、外へ散歩でもいかんか」 外はポカポカ良い天気だし、なにより社長の命令だ。断る理由がない。二つ返事ですぐに社長と京都の街へ散歩に出掛けた。 ビルから出たらすぐ近くに川原がある。夕日が地平線に沈もうとしているなか、僕たち2人は川原の土手をあるいた。 社長「本当にいい天気だな~!暖かくなってきた。暖かいと嬉しいことがたくさんあっていいよな」 翔「陽気な気持ちになりますもんね」 こんな風に社長と歩くのなんて久しぶりなので、緊張してうまく話しを膨らませれない。あ~、こんなとき会話が上手は人が羨ましい。 社長「女も薄着になるしな」 ・・・・社長はエロかった。 翔「上から覗き込むとブラジャー見えますもんね」 僕はもっとエロかった。 社長「ははは。このエロガキめ。」 それから社長はしばらく周りを眺めた。 いや、探そうとしないでください! 社長「それより、おまえがここに来てからもうだいぶたつな~。もう何年目になる?」 翔「そうですね、僕が社長に拾われたのが5歳のころで、今17歳ですから・・」 社長「もうそんなに経つか。お前は本当に有能で、良く働いてくれているよ。お前みたいに飲み込みの早いやつは初めてだ。」 翔「いや~そんな。おだてても何もでてきませんよ」 社長「その証拠にもうおまえは俺の会社でも幹部だ。」 僕はこの社長(名前をヘンリーという)に幼い頃、後継者の育成、という理由で教え子として招かれた。以来、さまざまな英才教育を受け、小さいころからこの会社で色々なことを叩き込まれてきた。社長に対する言葉使いもその一つだ。 ちなみにこの会社、普通の会社ではない。日本中のあらゆる情報を収集する、いわば日本版CIAみたいなものだ。それが会社という形で運営されている。実のところ、この会社の本部はアメリカにあり、それが世界各地に支部を設けている。僕が勤めているこの会社は日本支部、というわけだ。それでヘンリー社長(日本人とのハーフ)がこの日本支部の社長をしている。名前はDDH株式会社。団地妻(D)大好き(D)ヘンリー(H)の略。もう一度言おう。社長はエロい。 翔「それもこれも社長の教育のおかげですよ」 たとえ社長がエロかろうが、このひとは偉大な人なのだ。持ち上げておかないと。 社長「にっしっしっし。そうじゃろう?」 キャラが良くわからない! 社長「だが、いかんせんおまえは、コミュニケーション能力に欠けている。聞く話によると、仲のいいやつらと一緒にいると素の自分をだしてバンバンしゃべっているそうだが、どうも俺の前だと静かなようだ。」 翔「そんな、めっそうもございません」 社長「そのしゃべり方がそうだろうが!俺はおまえが誰に対しても素の自分が出せるようになってほしいんだ。だから、しばらく俺から離れる必要があるようだ」 そんな・・・いままで12年間慣れ親しんできたこの会社をはなれるなんて・・・仲良くなった人たちもたくさんいた。もう一つの家族、家みたいなところだった。 社長「転勤だ。」 翔「ど、どちらへ・・・?」 社長「情報収集能力を養うということは、地域との密着は必要不可欠だ。そういった意味でも、なるべく小さな町のほうが良い。近いうちに京田辺支社ができる。おまえはそこへ行け」 京都府京田辺市は、京都から電車でおよそ20分弱のところにある。・・・転勤と呼べるのだろうか?というよりそんな近所に同じような会社造る意味はあるのか? 社長「おまえはそこの支社長だ。」 し、支社長!?嬉しさと寂しさが複雑に胸の中で絡み合う。慣れ親しんだこの町、会社と離れるのはさみしい。しかし、目の前に転がり込んできた支社長というポストに、心が動かないわけがない。きっと社長秘書がつくんだろうなぁ。若くて美人な子だったらいいな。今よりもっと部下ができるわけだ。きっとそこには新しい出会いが待っている。この転勤はポジティブに受け止めるべきだ。 翔「いってきます」 僕はハイピッチで引越しの支度をしていた。いってきますとは言ったけど、まさか今日中だなんて!!近いうちにできるって言ったじゃないか。ヘンリー社長はハーフだから日本語が弱いんだ、きっと。デスクの上を片付けている最中、電話がなった。有田君だ。彼とはもう長いことこの会社で一緒に働いている。親友みたいな存在だ。そうか、僕の転勤のことを知って、電話をくれたのか。 翔「もしもし?」 有田「よう翔、聞いたぜ」 翔「そうか・・」 有田「これから寂しくなるな。おまえがいなくなったら、一体誰がほかに俺と一緒に近所をピンポンダッシュするんだよ」 翔「一回もしたことないよ(汗)まあ、俺だってみんなとはなれるのは寂しいよ。でも、転勤先にもいい出会いがあると信じてるし、前向いて生きてかなくちゃな」 有田「ああ、そんなことより、聞いてくれよ!」 そんなことより?もう僕の話はお終いなの?いや、なにか大変なことがあったのかもしれない。これは聞いてやらなければ。 有田「エビちゃんのカレンダーと、浅田美代子のカレンダー、どっちを買うほうがいいかな?」 僕は有田とはまるで兄弟のように10年間つるんできたつもりだ。彼のユーモアには癒されることもあったし、一緒にいて退屈しなかった。それは彼にとっても同じだとおもう。そんな親友の転勤の話より、エビちゃんと浅田美代子のカレンダーのほうが大事だというのか!?しかも浅田美代子のカレンダーなんて売ってないだろうし。 翔「エビちゃんはだめ。俺がもう持ってるから。あのこは俺の。」 ようやく支度が終わったときは、夜の12時だった。タクシーでいくしかないな・・・・ ▲
by sho_mizutani
| 2006-03-31 16:25
| しょうの小説
祝・HP完成~!!
いや~とうとう完成しました僕達一会のホームページ!
ということで僕もこれから日々日記の更新に努めたいわけですが、このにっこらむ。一体この名前はなんなのか?と思っている方々の疑問に早速お答えしたいと思います。 やはりインターネット上、つまり、人様に見られていることを前提として作るものなら、それなりのものを作らないといけないと思うんですよ。 それなりのもの、とは?要はただの体験談で終わる日記にさせないことです。例えば僕が、「今日こんなことをしました~。めっちゃ楽しかったです」といった日記を掲載させたところで、読んでる人からしたら「ふ~んこの人今日こんなことしたんだ~。・・・だから?」という、冷たい思いしかみなさんされないと思うんですよ。面白くないじゃないですか?そんなの読んでいたって。有名人やセレブな人達の体験談日記は十分に面白いですよ、それは。でも、僕みたいな無名の、どこの馬の骨だか知らないやつが体験談だけを語ったところで、退屈なものにしかならないと思うのです。 そこで、にっこらむの登場ですよ、奥さん。体験談だけでは面白くない。ならば、僕の思っていることや考えを主張したらどうだろう?つまり、コラムみたいなものを作れば良いのではないか。しかもそれをちょっとした体験談、日記と組み合わせれば面白いんじゃないか。うん、面白そうだ!よっしゃ、そうしよう。いつもコラムばっかりじゃしんどいから、日記を通じて僕の主張を書く。そうすれば読んでる方達だって、「へ~この子こんな考え方してるんだ。私のとはちょっと違うな。でもこういう考え方があってもおもしろいかも」とか、「こいつの意見に賛同だぜ!」と、運が良ければ共感してくださる人も現れるかもしれない。 日記とコラムの融合。にっこらむ。こらからよろしくおねがいします! 人は最初は調子に乗って威勢のいいことを言ってしまうものです。得に僕は持続する、というのが苦手な人間なので、ダラケタ内容になってきたらみなさん喝を入れてください(笑 ほかにも気が向いたらエッセーやら詩やら入れていきたいな~。小説もありますのでご覧ください。普通の日記(ブログ?)はブンタがやっているので、そちらも是非。 ブンタは、「なんかちょっと名前がエロいな(笑」と言っていたけど、僕には一体どこがエロいのか全くわからないぞ。どうした?ブンタ! ▲
by sho_mizutani
| 2006-03-31 11:48
| しょうの日記&コラム
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